英語の文字と音の関係 そして絵本「ABC・・・?」

皆さんこんにちわ!NYAO先生です。

本日はちょっと真面目な

英語の文字と音の関係についてお話ししていきたいと思います(^^)

 

2020年度から本格実施が開始された新学習指導要領では、5・6年生から文字の読み・書きの指導が入ってきました。

では文字の指導って一体どんなことをすればいいのだろうか?と実際の指導が始まる前から、あーでもない、こーでもない、といろいろ議論が巻き起こっておりました。まだ試行錯誤の状態はこれからもずっと続くものと思われますが、、、

それまでは中学校から始まっていたの「アルファベットの指導」を今度は小学校で、ということになったわけです。子供からすれば、勉強が増えていく~ということになりますが・・・

ではその2020年以前の教育を受けてきた皆さんに質問ですが、皆さんは中学校ではどのようにアルファベットを学んでいましたか?

NYAO先生も実は本格的に英語を学び始めたのは中学校からです。

私自身、まずは

①アルファベットを書き方 

②文字の読み方

を徹底して教わったと記憶しております。

小学校1年の時に地元に初めてできた「英会話スクール」なるところに数ヶ月通ったことがあるのですが、そのときもいきなりワークブックでアルファベットを書く練習をさせられたのを覚えてるのですが。。。

f:id:nyao24jp:20211023144810p:plain

ただ、その時に完全にすっぽりと抜けていたのは、その「文字」自身が持つ「音」、つまり「音素」の指導だったのではないか?と思います。

その「音素」つまり、文字が「音」を持っていると言うこと。その文字自身には「名前」と「音」があるんだよ、ということ、これこそ知っていなければならない要素なのです。でもそれってはっきり教わった記憶がないのです・・・学んでいくうちに「なんだか、そんな気がする・・・」という曖昧なうちに身についていくものではありますが、学問として学んではいなかったのです。

 

つまりアルファベットのAB・・・、を声に出すと「エイei/ey、ビーbi、」と読んでいくのでしょうけど、それは実は文字の「名前」であって「音」ではないのです。NYAO先生にもNYAO先生という名前があるように、アルファベットにも「ei」とか「b」とか名前があるのです。そして、それが発する音がある、ということ。

 

は?何言ってるんだ?という人もいると思いますが、

例えば

Aであれば、「æ」という「A」の音があるのです。

NYAO先生の絵本「ABC・・・?」に出てくる「CAB」という言葉。日本ではTAXIタクシーという言葉として知られてますが「CAB」というこの単語。これも当然ながら「スィエイビー」

とは読みません。

C=【K 】 A=【æ】 B=【b】

という音が組み合わさって「CAB」キャブ【K æ b】

と発音されるようになります。

 

そしてもう一つ知っておくべきことに、英語は日本語とは音節の捉え方が違うということ。

例えば、「Brazil」ブラジルという言葉。

日本語の音節でいえば、「ブ・ラ・ジ・ル」と4つの音節に分かれるのですが、英語の場合は「Bra・zil」と2つに分かれます。つまり、リズムが違うわけです。

日本語は 

ブ(b+u)ラ(r+a)ジ(j+i)ル(r+u)

という子音+母音のまとまりで成り立っています。

それに対して英語は「cab」のように、子音+母音+子音が基本となっているのですよね。音節ごとに手をたたくとわかるのですが、日本語で音節通りに手をたたくと

「ブ・ラ・ジ・ル」→4拍 

f:id:nyao24jp:20211023145215j:plainf:id:nyao24jp:20211023145215j:plainf:id:nyao24jp:20211023145215j:plainf:id:nyao24jp:20211023145215j:plain

「Bra・zil」→2拍

 f:id:nyao24jp:20211023145215j:plainf:id:nyao24jp:20211023145215j:plain

 

さきほど取り上げた「CAB」は子音+母音+子音の1音節なので・・・1拍f:id:nyao24jp:20211023145215j:plain

となります。

 

 

とまあ、大人からすれば、「なるほどね~」とこのような論理的な説明で納得がいくのですが、子供はこんな説明をしていたら、後ろから寝息が聞こえるか、いつの間にか子供たちが歩き回ってるか・・・・まあ、つまらないですよねw

f:id:nyao24jp:20211023145339j:plain

特に普段英語を使わず生きていけるこの日本での環境で英語を学ぶ子供たちにとっては、楽しくなければモティベーションを子供が保っていくのは大変。

これをどのように子供たちと学んでいくのか、現場の先生たちは毎日試行錯誤していらっしゃることと思います。

 

そこで、そのような文字と音の関係を楽しく自然に身につけられるように、と作ったのがこの絵本「ABC・・・?」

この絵本に登場するアルファベット「A」さんや「B」さんたちは、その文字が持つおとでしかお話しできません。

「A」さんは「æ」という音でしかおしゃべりできないのです。

でも彼らが一緒になると・・・・さて、一体どんな音が出てくるのでしょう??

 

 

f:id:nyao24jp:20210910203008j:plain

言葉を分解し、また「くっつける」ことで出来る音の組み合わせ、つながることで単語が成り立つ、という仕組みを、文字をあえて擬人化したことで、さらに楽しく身につけることができます!思わず子供たちが文字の音真似をしたくなりますよ!

ぜひインスタで音声や動画もチェックしてくださいね。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by NYAO (@naon517jp)

www.instagram.com

 

先生たちの指導が楽しく実りあるようになりますように!

NYAO先生でした!