SLOWLY体験記~SLOWLYは語学学習しながらの国際交流を可能にするのか!? 

皆さんこんにちは、NYAO先生です。

NYAO先生は中学で英語で学習し始めてから、世界と交流しながら「はたらく」ことが夢でした。現在ではいろんなアプリが出来て、そのアプリを使うことでそんな夢が少しずつ叶えられるようになってきてる、便利な世の中になっている気がするのですが。。。

本日はそんな夢に近づけるかもしれないアプリの体験をご紹介。

 

NYAO先生はよく、生徒たちの教育熱心な保護者から(これ、保護者からというところがミソですが)、自宅学習用の教材などについて聞かれることが多いのですが、中学生以上であれば無料語学学習のアプリの使用をお勧めしたりする。

昨年など学校自体が登校禁止となって自宅からオンラインで授業を受けていたこともあり、学校からはスタディサプリが宿題として出されることも多かったようだ。

【公式】スタディサプリ|大人の英語も、受験勉強も。

そんな数あるアプリの中でもゲーム感覚

ja.duolingo.com

で世界中の人とつながって励まし合いながら勉強を続けられるこちらのアプリをおすすめしている。

 

 

もともと翻訳アプリから始まり、その翻訳ツールをみんなで使用して勉強していくことでAIが正しい翻訳をどんどん記憶し、アプリ自体の精度もアップしていく仕組みになっているのが面白い。

英語のみならず、世界中の言語の練習もできるし、音声認識機能を使って発音練習も一応できる。

数ある学習アプリの中でも、フォローしている学習者同士でスタンプを送り合ったりできるし、無料でここまで出来るという点でこちらのアプリが一番使いやすいなというのがNYAO先生の印象。

 

そして大人である程度英語が読み書きできるようになったら、こちらも楽しい。

SLOWLY

slowly.app

出会い系ではなく、真面目に世界中の人と昔ながらの文通の感覚でメールのやりとりが出来るのが楽しい。

一体どういうことかというと、その国との距離に応じてメールが届く時間が設定されていること。

つまり、東京からアメリカに向けてメッセージを出すと、そのメッセージが現地に届くまでに1日以上の時間がかかるようになっている。

また、相手が出してからこちらに届くまでに「もうすぐ手紙が届きます」という通知が来るので、到着するまでの時間を楽しみに待っていられるというわけ。

 

実際NYAO先生も先月から始めてみた。

まずは自分のプロフィールを登録し、語学のレベルも登録。今時だなと思うのは性別欄に「男女」のほかに「ノンバイナリー」があること。

登録すると、こちらから誰か文通相手を検索することもできるが、それはご心配なく。先方から次々とメールは届く。

出会い系ではないとはいえど、中には変なメールが届くこともあるが、お互いニックネームでのやりとりであるし、連絡先もアプリ内でのやりとりもできないため、そこはおかしいなと思ったら「断る」という機能があるし、返事をしなければいいだけ。

 

実際NYAO先生のところにも何件もメールが届いている。今のところアメリカとトルコからのメールが私のところには多く届く印象。

その中のトルコ人男性、

「私の英語はあまりよくありません。だからGoogleアプリを使っています。たまに意味通じなかったらごめんなさい」

って、翻訳アプリ使ってまでやらなくてもいいじゃないの!

突っ込みを入れたくなることも笑

 

そんな中でも文通が続きそうだなという日本文化に非常に興味を持っているアメリカ人の女性。

片田舎に住んでいるらしく、アニメやら漫画、コスプレに興味があるらしいが、そういうオタク文化に付き合ってくれる友達がなかなか見つからないらしい。またコスプレのイベントへの参加やらコスチュームを手に入れることもなかなかコストがかかり、いつかは日本に行くんだと夢見ている感じがとてもかわいらしい。

 

そんな子がアニメ以外で質問してきた。

 

「日本に住んでいたアメリカ人女性の本を読んだの。その女性の子供が日本の小学校に通ったらしいけど、運動会に初めて参加したんだって。その時のスナックにリンゴを持っていったらしいけど、周りから『リンゴを持ってくるなんて主婦業サボってる』みたいに言われたらしい。リンゴって健康的って日本では考えられてないわけ?」

 

・・・謎である。どういう話なんでしょう笑

 

ちょっと考えたが、私は運動会でのそのアメリカ人女性がどのようなものをもっていったのか想像を巡らす。

あー、あれね?あれよね?アメリカ人なら、あれよ。

普通のハムとパンだけか、ピーナッツバターとジェリーのサンドイッチをジップロックに直入れして、本当ならチョコチップクッキーとポテトチップスをスナックに持っていくところだけど、健康を考えてリンゴ丸ごと入れていった、ってやつでしょ?笑

 

そこで、私はこう答えた。

 

「運動会って、日本人であれば、世界でも有名なあの日本の「BENTO」を作ってもっていくもの。しかも普段のお弁当よりちょっと豪華にしていくものよ。でもってリンゴは世界共通、日本でもとてもヘルシーと思われていますよ。でもね、日本人だったらまるごとではなく、皮を剥いて6等分とか8等分とかにスライスしてくからね。」

ここでリンゴのウサギちゃん切りなんてみせたらびっくりするだろうなと思いつつ、SLOWLYでは画像はお互いがOKしないと共有できないため、ここではまだ送らず。

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しかし、彼女からの返信には、彼女がまだ未だに本物を目にしたことのないBENTOへの憧れが切々と綴られていた笑

 

そしてリンゴの件。そのくだりで、NYAO先生は近所に住む東ヨーロッパ出身のママともとのやりとりを思い出す。

NYAO先生が「この間お弁当にリンゴを小さく切って入れて、、、」

と彼女に話すと、彼女はびっくりして聞いてきた。

 

「え?リンゴなんて切って入れたら赤くなっちゃうでしょ!?」

 

そこでこちらもびっくりして答える。

 

「え?塩水つけてからお弁当に入れればよくない?」

 

またさらに彼女はびっくりする。「そんなことってあるの!?」

 

リンゴの皮を剥かない文化の人だから、塩水につけて酸化をとめる方法も知らないのである。

 

こんなやりとりからも、何となく、本当に些細なこと、そう、ちょっとした日本への「誤解」だったり「謎」というものが垣間見えるのである。こんなほんの少しの差異というものが積み重なっていくことが、後々大きな国際問題に発展してしまうことだってあるのではないのか、とか、壮大な外交問題のテーマに思いをはせるNYAO先生なのでした。

 

ということでこのSLOWLY.

ある程度の英語の素地があるのであれば、英語でものを考えるくせ付けにも有効かなと思うし、ちょっとした国際交流のツールとしても「あり」かな?と思っている。まあ、相手次第のところもありますが。

 

ということで、今回はそんなツールをご紹介しました。

でも、そんなアプリを使ってちょっと世界へ日本文化を知らせるお手伝いが出来るのかなとも思う。

NYAO先生にとっての昔から夢、世界と交流しながら「はたらく」ことが、ちょっとこんな人生半ばまできて、ちょっとずつ出来はじめているのかなと思うと、ほんのちょっとだけどうれしいのである。

 

NYAO先生でした!