バイリンガルの効能

晴れた日は、いろんなことに挑戦したくなり、朝から自宅の駐車場にある黄色くなったゆずを収穫し、マーマレードつくりに再度挑戦したNYAO先生です!

 

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・・・とその挑戦の様子はまた後日ご紹介予定!( ´∀` )

そんな秋の穏やかな休日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

さて、本日は前回うっすら(笑)予告した通り、

バイリンガルの効能」についてお話ししたいと思います。

 

全然話は違いますが、外国語を話すときに別人格になる人っていますよね(笑

私の友人アメリカ出身のL君など、日本語で話をすると、なぜか非常に腰が低い丁寧な人になりますが、英語で話すと、いつもオラオラ系の人に( ´∀` )

ちなみにNYAO先生は、アメリカ人の友人たち曰く「英語も日本語もあまり人格変わらないよね~」だそうです。ま、同じ人なんでね。

外国語を話すことで人格までちょっと変身できるのであれば、それはそれで楽しいかも、と思ってしまいますが…

 

という余談はさておき、本日のお題「Bailingualの効能」

 

Bilingualであるということは、以前私がお伝えした通り、「旅行に行ったとき便利」であることのほかに、いろんな「効能」があるということが様々な研究から検証されています。

 

そもそも言語の運用には脳の「ブローカ野 broca’s area」

ウェルニッケ野 wornicke’s area」という言語中枢が関わっているのですが、前者ブローカ野は「言葉を発する機能」であり、ウェルニッケ野話し言葉を聞いて理解するための機能」と言われています。

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たとえば、言葉を聞いて理解するには、左脳にあるウェルニッケ中枢という感覚性の言語野を使い、話すときはブローカ中枢という運動性の言語野を主に使うということになるのです。そして、言語によってその使用する言語野の部分が異なっていきます。日本語と英語を話せる場合、脳の日本語を理解する部分と英語を理解する部分は異なっているのです。つまり、2言語以上を話せる人は、単一の言語のみ使う人よりも多くの言語野を機能させることになるわけです。日本語しか話せない人が英語を聞いて理解できないのは、その日本語の脳の部分で英語を理解しようとしているからなんですね。つまり、英語を理解するには英語の脳みそを耕さないといけないのです。

(その言語野を耕して機能させるにはある程度集中してたくさんの音に触れる必要があるといわれています。)

このように、バイリンガル、つまり、より多くの脳の言語野を使用するということには、次のような効能があるといわれています。

 

バイリンガルの効能】

  • マルチタスキングがモノリンガル(単一言語のみ話す人)の人より得意な傾向がある。
  • 集中力が高い
  • 課題解決能力が高い。
  • 認知症になりにくい。

(参照:Bilingual Effects in the Brain | NIH News in Health

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バイリンガルの脳は、言語モードを“切り替える”(スイッチング)ため、このスイッチングをスムーズに行っているのです。このスイッチングはワーキングメモリー(短期記憶)の増加に役立っているといわれています。つまり、ワーキングメモリーが鍛えられているため何か問題が起こってもいろんな見地からものごとを考えることが可能になるというわけです。

また、より多くの言語野を刺激しているためか、アルツハイマー認知症発症が単一言語話者よりも平均で4,5年遅れるといいう研究結果もあるのです!

 

 

以上のような結果からみても、外国語を学ぶメリットは本当に多いのだと思わざるを得ませんね!

 

また、私が以前担当していた外国語専門学校の児童英語教育課で、学生たちによく伝えていたのは、「発達障害」と言われる子供たちで言語に興味がある子供であれば、どんどん「外国語」を学ぶ意義が大いにあるのではないか、ということ。

発達障害を持つ子供たちは、その障害によって集中力に問題があったり、興味の偏りがあることで、学校で叱られてしまったり、居場所がないように感じていることも多いのです。でも、英語を、学ぶことによって、彼らの居場所を作ってあげることもできる可能性があるのです。

なぜなら英語ってたくさん「誉め言葉」があるから、たくさん褒めてあげられるから。そしてその「誉めて伸ばしてあげる」ことで「自信がつく」し、バイリンガル脳を鍛えていけば、上記のようなメリットがたくさんある!

 

「集中力」

「マルチタスキング」

「課題解決力」

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すべて子供にはメリットしかない!!

これはやるしかないよね!

でも英語の勉強っていっても何から手をつけたらいいのかしら。

どの英語教室に通わせたらいいのかしら。

やはりネイティブの先生に習うのがよいかしら。

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いろいろ悩みますよね。

まずは音から、柔軟な子供のその耳になじませてみるのはどうなのでしょうか?

いろんな言語の音に慣れ親しむのであれば、こちらの「Babilingual」

babilingual.com

 

また、今回ご紹介する動画では、アルファベットには「名前」と「音」があるのだということを自然に身に着けられるような簡単なカードアクティビティをご紹介しております。

「A」さんと「B」さんは、一体どんなお話をしているのか、ぜひインスタでチェックしてみてくださいね!

 
 
 
 
 
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障害があってもなくても、外国語を学ぶことで、日本だけではなく様々な国が世界にはあること、いろんな文化やいろんな考え方があることも学べますよね。つまりは可能性がいろいろ開けるってことではないかとNYAO先生は思います。それこそ多様性を認める第一歩になるのでは??

では、今回はここまで!!

また遊びに来てくださいね!NYAO先生でした!